決心しました!

2013-02-21|最低男のダブル交際の続きです。


最低男のダブル恋愛も、そろそろ決着をつけなくっちゃネ。
このままじゃ誰も幸せになれない。
どちらか一方を幸せにできたとしても、もう一方は悲しませてしまうことは分かってるけれど、やっぱりどちらかに決めなければ両方を悲しませることになっちゃうもんね。
もの凄く自分勝手だってことは良く分かってます。
これで実名がバレちゃったら周囲から総スカンを食らっちゃうよね。
見た目の印象もド真ん中のストライクで、相性も抜群。
会話をしてても飽きることがないし、全てにおいて波長が合う。
婚活パーティー以来、その気持ちは大きくなるばかり。
結婚してからの生活や「家族」に対する思いもほぼ一緒。
お互いに理想通りのパートナーになれるだろうって思いあっている美穂さん。
一方、見た目は可愛いけど、今まで好きになることはなかったタイプ。
「結婚したら…」っていう話しもそれほど多くはしたことがないけれど、とりあえず「仕事命」ってタイプではない彩ちゃん。
色々悩んだけれど、僕の気持ちはもうハッキリとしています。
僕は彩ちゃんにプロポーズしようと思っています。
「やっぱりエッチした方に心が動いたのか?」って言われるかもしれないけれど、そうじゃありません。
彩ちゃんに決めた理由は「守ってあげたい」って気持ちです。
こんな気持ちになった女性は初めてなんです。
今まではどちらかって言うと「強い女性」とばっか付き合ってきてました。
最初の結婚相手もそうだったし、離婚後に付き合った女性もそうでした。
そういう女性にばかり惹かれていたのか、僕がそう言う女性に惹かれるタイプだったのかはわかんないけれど、「守ってあげたい」なんて気持ちを持ったことは一度もなかったんです。
多少甘えるようなことはあったとしても、最終的には「私は一人で生きていける!」「弱いところは絶対に見せない!」っていう感じの女性ばっかだったんだよね。
美穂さんの場合は「仕事命」ってワケじゃないし、家庭的な面もたくさん持っているんだけど、どこかやっぱり「強さ」っていうか「自立心」っていうか、そういう面を持ってる人だってことはわかるんだよね。
今考えると、自分的にはもっと「頼られたい」って気持ちがあったんだろうって感じます。
彩ちゃんにはそれがあるんです。
「僕に頼りたい」そして「僕のために何かしてあげたい」っていう感じ。
そして僕もそんな彩ちゃんを「守ってあげたい」って思うんです。