いつまで続く有頂天

お待たせしました!
似たもの同士の続きです!

美穂さんとの初めてのデートはアッと言う間に時間が過ぎたなぁ…。茶店で結局3時間くらいおしゃべりしてて、気が付けば外は暗くなってきてました。婚活パーティー開始から考えたら、かなりの時間が経ってます。

「そろそろ出ましょうか。」
「そうですね。」
「まだ時間は大丈夫ですか?」
「もちろん。どうせ家に帰っても誰も待ってませんから。」
「それはお互い一緒ですね。」

二人で一緒に笑った。ここにいる間に、何度同じように二人で笑いあっただろう…。一緒に笑いあえるってことがどれほど幸せなことかってことをあらためて実感してました。彼女となら、僕の思い描く「幸せな家族」を実現できるんじゃないかな…って思いが強くなってました。まだ会ったばかりなのにネ…。とりあえず軽く食事をしながら飲めるところに行きましょうということで、駅へと向かい二駅先で下車。

何度か仕事帰りに行ったことがある、チョットお洒落な居酒屋へ行くことにした。本当なら、前に行った日本酒がたくさんあるお店が女性に人気の料理も多いし、ここから近いから便利だったんだけどね。

でも。
日本酒はあまり飲めないって話しだったし、万一最初のパーティーで出会った女性と会ってしまうのもイヤだなと思ったので、例のお店に行くのは控えました。彼女曰く「お酒はたしなむ程度です。」ニコッと笑った顔に、「これは相当いける口だな」と判断。少しずつ、彼女が冗談で何かを言ったり、僕を茶化して言う時の笑顔の変化が分かってきたきがする。ワインやカクテルが好きということだったので、僕が知ってるお店の中では割とお洒落なところをセレクトしたつもり。レストランみたいに堅苦しい雰囲気ではないけれど、ショットバーみたいにくだけた雰囲気でもない感じ。昔フレンチレストランでシェフをしていたっていう人が料理長をしているので、料理は抜群に美味い。

そして、ワインやカクテルの数も充実してるんで、きっと彼女も喜んでくれるだろうなって確信してました。案の定、お店について席に座った彼女の目はメニューを眺めながらキラキラしてたもん。


そんな彼女の笑顔を見ながら、正に僕の有頂天も絶頂って感じでした。