結果発表に関して

バツイチさんとの会話と妄想をもう少し楽しみたかったんだけど、ここでタイムアップ。フリータイムが終了して、2度目の婚活パーティーもいよいよ結果発表へ。次々と番号が呼ばれていくけれど、気付けば発表終了…。

「えっ?ダメだったの?」と一気に我に帰る。

実は既に「終わってからどこに行こうか」ってことだけを考えてました。童顔美少女さんか、バツイチさん、若しくは第3第4希望で記入した人とカップルが成立するって確信してました…。虚しさよりも、恥ずかしさで頭がボーッとしてきた。恐るべき自分の自惚れ…。前回のパーティーで、ワケも分からないままカップルが成立したことで「うまくいって当たり前」って変に勘違いしちゃってたのかな…。

もうね、次に行くお店のことばっか考えてた自分が情けないですよ。男性が先に退出して、カップルが成立した人は女性を待つってシステムなので、敗戦者の僕はそそくさと会場の外へ…。思い描いていた予定がガラリと変わってしまったので、これからどうしようかと思いつつも、ダメだったショックと恥ずかしさもあり「家でゆっくりしよう…」と考え駅へ。

最寄りの駅に向かって歩いていると、後ろから名前を呼ばれた。振り向くと、そこには何と小さな「童顔美少女ちゃん」の姿。確か彼女は誰かとカップルが成立したはずでは…?

「あれ?カップル成立したんじゃなかったっけ?」
「そうなんですけど…、会社から緊急呼び出しのメールがきたらしくって…。」
「今日はふられちゃいました(笑)」
「そうなんだ。それは残念だったね」

と言ったものの、心の中では「ラッキー!」という声がこだましてる。

「もう、お帰りになるんですか?」
「うん。僕はダメだったし、今日は家に帰ってゆっくりしよっかなって思ってたとこ。」
「そっかぁ…。」
「でも、帰らなきゃならない用事があるわけじゃないんで、もしよかったらチョットだけお茶でもどうですか?」

僕の誘いに対して、彼女は「もちろん。」と言ってくれた。思いがけず舞い込んだチャンス。付き合う付き合わないということは別にして、もう少し話をしてみたいと思っていたので、僕らは駅の近くにあった喫茶店に入った。