ストーカーか

ショートカットで、一見キャリアウーマンっぽく見える女性。
そんな女性は山ほどいるでしょうし、そんな風に見えても実際はとっても家庭的な人だってたくさんいるんでしょう。でも、今までの僕は「仕事命」ってタイプの人としか出会えなかったから、今日初めてそうじゃないタイプの女性に出会えたことがとっても感動的だったんです。ちょっと大げさかもしれないけど、マジな感想なんですよ。

フリータイムの時間中ずっと彼女と話していたかったけど、彼女も他の男性に声を掛けられるしネ。泣く泣く僕も他の女性とおしゃべりしてたけど、心ここにあらずって感じ。誰かと話してても、目では彼女がどこでどんな男と話してるのかを探してるんです。

ストーカーか?って感じですね。

そんな僕の態度を相手が気付かないはずもなく、会話は全く盛り上がらずに向こうから私の元を去って行きました。フリータイムも残り5分となった時、僕は焦りました。もしも彼女が誰か他の男の人とカップル成立になっちゃったらどうしよう…って。僕が彼女を第一希望で記入したとしても、彼女が僕の番号を書いてくれるとは限らないもんね。

仮に書いてくれたとしても、順位が下じゃ意味がないし…。でも、彼女が僕よりも他の男を選ぶ可能性だって高いワケだし「僕の番号を1番に書いてくれ」って言うワケにもいかないよね…。でも、ここで天に運命を任せたら後で絶対に後悔するって思った。それで、僕はフリータイムが終わる直前にもう一度彼女のところに行って言った。

僕はこの後の最終投票カードで、あなたの番号を第一希望に書きます。他の男性とカップルが成立する姿を絶対に見たくないので、あなたも僕の番号を一番に記入して下さい。

後で考えると全身から汗が噴き出るようなアホなセリフを言ったものです。今でも顔が真っ赤になっちゃいます。
彼女は「考えておきますネ」と言って笑った。またしてもハッキリと答えを言ってくれないのか…、と思ったけど、それが当たり前だよね。さっき知り合ったばっかの人間に、いきなりそんなこと言われたって、向こうにも選ぶ権利があるもんね。

そして、3度目の婚活パーティーも結果発表の時を迎えた