おれは今幸せだー!


新成人のみなさんおめでとういございます。
これから大人としての自覚を持ち、毎日を楽しいと感じられる人になっていくことを応援しています!!


今回は答えは変わらない(2013-01-09)の続きです。



美穂さんと過ごす時間は本当にアッと言う間に過ぎていくんです。ホント、びっくりするほどアッと言う間なんです。会話が途切れることなく、だからと言って無理に話題を作っているってこともなく…。

はい、惚気てますよ(笑)
気が付けばそろそろ終電の時間も近づいてきていたので、頭の中ではチョットだけ「妄想」も膨らんでいたんです…。でもね、初めて会ったその日に「お泊り」ってのはダメだよね。しかも出会いは婚活パーティーだもんね。軽い男って見られちゃうよね。
若いころならともかく、本気で結婚を考えたいって思ってる相手なんだし…、と自分に言い聞かせる。
「そろそろ帰りましょうか。終電の時間も近いですし。」と僕が言うと、彼女は「もうそんな時間何だぁ…。」と言って顔をしかめる。そして「今夜は帰りたくないなぁ…」というドラマに出てくるようなセリフが…。僕は一瞬ドキっとしたんだけど、その言葉を言った後にペロっと舌を出して笑うしぐさを見て笑ってしまった。今日一日、何度見たかわからない彼女の冗談を言う時のポーズだった。

「そういうドキッとする言葉でからかわないで下さいよぉー。」
「えへへっ。一度こんなセリフを言ってみたかったんです。」
「はい。僕も一度言われてみたかったです。」

また二人で笑った。
店の外に出ると、美穂さんはまた自然な感じで腕を絡めてきた。きっと傍から見たら、付き合いの長いカップルか夫婦に見えたかもしれないと思う。駅に向かいながらも「本当にこのまま朝まで一緒にいたいなぁ…」って心から思っていたんだよね。

でも、それを口にすることはなく、改札をくぐった。
3駅先で僕は乗換なければならず、僕は彼女に今日のお礼とこれからもよろしくってことを伝え電車を降りた。電車に揺られながら、今日一日のことを思い出すと、何だか恥ずかしいことばっかが思い出された。

でも、美穂さんと過ごした時間は幸せいっぱいだったなぁ。
思い出すだけでニヤケてしまいます…。ニヤニヤしていると、隣に立っている女性と目が合ってしまい、あからさまに「キモイ!」って言う軽蔑を顔をされた…。

「ふん。悪かったなキモイ顔して。でも俺は幸せなんだ!うらやましいか!」と大声で言ってやりたい気持ちだったもんね。