二兎追うものは?

今回はチョットだけ心が揺れ動く自分がいる(2013-01-25)の続きです。



「童顔美少女ちゃん」と会う約束をしていた水曜日はそれほど残業にならずに終われそうな感じだったので、お昼過ぎに「7時に××駅でいいですか?」とメールした。「お仕事大丈夫ですか?無理はしないで下さいね。私は7時でOKです。」

何とか予定通り仕事を終わらせようとしていると、夕方美穂さんからメールが着た。「今日は残業ですか?早く帰れそうなら会いたいです。」
まさか「前に婚活パーティーで知り合った人と会います」と答えるわけにもいかないし、「今日はチョット接待があるんで、ごめんなさい!」と返した。何だかとっても後ろめたい気分。

でも、童顔美少女ちゃんとは別に何でもない関係だし、向こうにも相手がいるんだから、どうにかなっちゃうってことはあり得ないんだし、今日はただ相談事を聞くだけだからいいじゃん…、と自分に言い聞かせた。
どうにかなっちゃうことはあり得ない。
本当にそうなのか?ホントは何かを期待してるんじゃないのか?という悪魔の囁き。

悪魔の囁き」なんて良く言うけれど、結局は自分自身の心の声なんだよね。悪魔が囁くってことは、ホントは自分がそう思ってるってことなんだよね。…ってことは、童顔美少女ちゃんと「何か」が起こることを心の中では期待してるってことなんだよね。

あぁー、ダメダメ。
20代の頃ならともかく、今は真剣に「結婚」のことを考えてるんだから、美穂さんに対して気持ちを集中しなくっちゃ。それに、良からぬことを考えながら二人に会うってことは、どちらに対しても失礼だし、最低のことだよね。若いころなら「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」って考えでもいいかもしれないけれど、今同じことをしたら「二兎追うものは一兎も得ず」になるのは目に見えてるよね。
美穂さんからの「そっか。それは残念!あまり飲み過ぎないように気を付けてネ。」という優しい言葉を見て、更に後ろめたさが強まった。

でも、再度「今日会うことは二股なんかじゃない!」ってことを強引に自分に言い聞かせてた。